伝統と技術が融合した、3ヶ月間の挑戦を映像化
愛知県岡崎市に本店を構える老舗太鼓製造会社「三浦太鼓店」。この度、ツナグFILMでは、同店が手がけた青森ねぶた祭で使用される直径3.1メートルの巨大和太鼓「出世大太鼓」の製作過程を、3ヶ月間にわたり密着撮影したドキュメンタリー映像を制作いたしました。
三浦太鼓店 岡崎 和太鼓制作 職人
制作実績動画
企業のストーリーを、映像で紡ぐ
「この太鼓を作れるのは、私たちしかいない」――そんな職人の矜持と、伝統技術の継承に挑む姿を、約1時間13分のドキュメンタリー映像として記録しました。本作品は、単なる製作工程の記録ではなく、職人たちの想い、挑戦、そして絆を丁寧に描いた、企業の「生きた証」です。
撮影プロジェクト詳細
- 撮影期間: 約3ヶ月間(製作工程全体に密着)
- 映像尺: 1時間13分
- 撮影内容: 直径3.1メートル「出世大太鼓」の製作過程
- 納品形式: YouTube配信用ドキュメンタリー映像
- 視聴回数: 11万回以上(2025年11月時点)
なぜこの映像が生まれたのか | プロジェクトの背景
「誰も作れない」からこそ、記録する価値がある
青森ねぶた祭で使用される象徴的な巨大和太鼓「出世大太鼓」。数十年ぶりとなる皮の張り替えが必要になった際、以前製作を担当していた太鼓店はすでに廃業。日本全国の太鼓店に問い合わせをしても、「10尺(約3メートル)サイズの太鼓は作れない」と断られ続けました。
そんな中、三浦太鼓店の六代目・三浦和也氏は、電話越しに感じた依頼者の想いに心を動かされます。
「できるかできないかじゃない。やったことがないだけ。遠く青森から電話をもらって、その苦労が伝わってきた。だから、まずは話を聞こうと思った」
断るのではなく、まず耳を傾ける――この姿勢こそが、プロジェクトの原点でした。
ツナグFILMが捉えた「職人の真実」
ドキュメンタリータッチで描く、挑戦と葛藤
本映像制作において、ツナグFILMが最も重視したのは「リアリティ」です。
台本や演出を最小限に抑え、職人たちの日常、試行錯誤、失敗と成功、そして仲間との絆を、ありのままに記録しました。
映像が捉えた主なシーン
1. 巨大な牛革との格闘
- 重さ1トンの巨大な雄牛5頭分の革を使用
- 機械ではなく、すべて手作業で縫い合わせる職人技
- 縫い目が打面に出ないよう、ミリ単位の精密な調整
2. 何度もやり直す「張りの工程」
- 革を引っ張り、締め上げる作業を繰り返す
- 1日で3回もの「やり直し」を決断する場面
- 「もっと良いものを作りたい」という職人の覚悟
3. チーム全体で作り上げる一体感
- 青森から駆けつけた依頼主も共に作業
- 声を掛け合い、力を合わせる職人たち
- 青森ねぶた祭の掛け声「ラッセラー!」が響く工房
4. 完成した太鼓が青森で鳴り響く瞬間
- 3ヶ月の挑戦の末、ついに完成
- 青森ねぶた祭で力強く響く太鼓の音
- 職人たちの誇りと喜びが溢れるラストシーン
企業ドキュメンタリー映像の効果 | なぜ今、動画が必要なのか
伝統産業・職人企業こそ、映像で語るべき理由
伝統工芸や職人技術は、言葉だけでは伝わりにくい世界です。しかし、映像というメディアを通じて、以下のような効果を生み出すことができます。
1. ブランド価値の向上
職人の技術、こだわり、想いを視覚的に伝えることで、企業の信頼性と価値が飛躍的に高まります。本作品は11万回以上再生され、三浦太鼓店の認知度向上に大きく貢献しました。
2. 採用活動への活用
若い世代に「この仕事の魅力」を伝えることができます。職人の減少が課題となる伝統産業において、映像は最も効果的な採用ツールです。
3. 技術継承の記録
熟練職人の技術を映像として残すことで、後継者育成や技術アーカイブとしても活用できます。
4. 顧客との信頼関係構築
製品がどのように作られているかを公開することで、顧客との透明性と信頼関係が深まります。
5. 海外展開への足がかり
英語字幕付きで世界に発信することで、日本の伝統文化への関心を持つ海外顧客にもアプローチできます。
ツナグFILMの強み | ドキュメンタリー映像制作
1. 長期密着取材の実績
3ヶ月という長期間にわたり、職人の日常に寄り添いながら撮影。信頼関係を築くことで、本音や葛藤といった「リアルな瞬間」を捉えることができます。
2. ストーリーテリングの力
単なる作業工程の記録ではなく、「なぜこの企業が存在するのか」「何を大切にしているのか」という企業の本質を物語として紡ぎます。
3. 伝統産業・職人系企業への深い理解
伝統工芸や職人技術の価値を理解し、その魅力を最大限に引き出す撮影・編集技術を持っています。
4. 愛知・東海地方に根ざした制作体制
地域の企業様と密接に連携し、フットワーク軽く対応できる体制を整えています。
5. YouTube・SNS時代に対応した動画設計
視聴者が最後まで見たくなる構成、SEOを意識したタイトル・説明文、多言語対応など、デジタル時代に最適化された動画制作を行います。
こんな企業様におすすめです
ツナグFILMのドキュメンタリー映像制作は、以下のような企業様に特におすすめです。
✓ 伝統工芸・職人系企業
- 技術の継承や後継者育成に課題を感じている
- 職人の技術や想いを広く伝えたい
- 若い世代への採用活動を強化したい
✓ 地域の中小企業
- 創業からの歴史や企業理念を映像化したい
- 周年記念として企業の歩みを記録したい
- 地域貢献や社会的価値を発信したい
✓ モノづくり企業
- 製品ができるまでの工程を顧客に伝えたい
- 技術力やこだわりをブランディングに活かしたい
- 展示会やWebサイトで使える高品質な映像が欲しい
制作の流れ
STEP 1: ヒアリング・企画立案
貴社の想い、課題、ターゲットをじっくりとヒアリング。最適な映像の方向性を一緒に考えます。
STEP 2: 撮影スケジュール調整
長期密着撮影の場合、現場への負担を最小限に抑えながら、重要なシーンを逃さないスケジュールを組みます。
STEP 3: 撮影
職人や従業員の方々と信頼関係を築きながら、自然体の姿を撮影。必要に応じてインタビューも実施します。
STEP 4: 編集・音楽制作
素材を丁寧に編集し、ストーリー性のある映像に仕上げます。音楽や効果音も効果的に使用します。
STEP 5: 納品・公開サポート
完成した映像の納品後も、YouTube公開やSNS活用のアドバイスなど、しっかりサポートいたします。
お客様の声
今回の制作を通じて、三浦太鼓店様、そして青森の藤本建設様からも高い評価をいただきました。
三浦太鼓店 六代目 三浦和也氏のコメント(映像より)
「先代から受け継いできた文化――日本人にとって、これは本当に宝物です。かけがえのない宝物。そして今、それが私の生業になっている。人を喜ばせる仕事。私以外に誰ができる? 誰もいない。そう気づいた時――こんなに幸せな仕事はない。こんなにやりがいのある仕事はない。それが私の想いです」
制作費用について
ドキュメンタリー映像の制作費用は、撮影期間、編集の複雑さ、映像の尺などにより異なります。
- 短期ドキュメンタリー(1日〜数日撮影、5〜10分程度)
- 中期ドキュメンタリー(1週間〜1ヶ月撮影、15〜30分程度)
- 長期ドキュメンタリー(数ヶ月密着、30分〜1時間以上)
まずはお気軽にご相談ください。貴社のご予算やご要望に応じて、最適なプランをご提案いたします。
企業の想いを、映像で未来へ
三浦太鼓店様の映像制作を通じて、私たちが改めて感じたこと――それは、
どんな企業にも、語るべきストーリーがあるということです。
日々の仕事の中にある挑戦、職人の技術、チームの絆、お客様への想い。
それらは決して目に見えるものではありませんが、映像というメディアを通じて、確かに伝えることができます。
ツナグFILMは、企業と顧客を、企業と地域を、そして現在と未来を「ツナグ」映像制作会社です。
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ツナグFILMでは、企業ドキュメンタリー以外にも、さまざまな映像制作を手がけています。
- 企業プロモーション映像
- 採用動画・リクルート映像
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- 周年記念・社史映像
- イベント記録映像
- Web CM・SNS動画
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まとめ ドキュメンタリー映像で、企業価値を最大化する
伝統産業や職人系企業、地域の中小企業にとって、映像は最も強力なブランディングツールです。特に、ドキュメンタリータッチの映像は、企業の「本質」を伝え、視聴者の心を動かす力があります。
三浦太鼓店様の事例のように、3ヶ月にわたる密着撮影を通じて、職人の技術、想い、挑戦の軌跡を記録することで、単なるプロモーション動画を超えた「企業の資産」となる映像が生まれます。
企業動画制作・ドキュメンタリー映像制作なら、ツナグFILMにお任せください。
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